> ゲームボーイの歴史

ゲームボーイの名前について


Q. ゲームボーイの名前の由来は?
A. 当時のゲーム雑誌から来ている


世界中で親しまれた『GAMEBOY』という名称は、当時の任天堂社長である山内溥氏が、いくつかの候補のなかから選んで決めたものです。

任天堂では、商品のネーミングの権利を営業ではなく開発者がもっているのですが、最終決定はかならず社長が下していました。これはゲーム&ウオッチもファミリーコンピュータも同じです。

候補名として『ゲームボーイ』という名前を考えたのは、当時開発一部にいた岡田智氏。その由来はなんと、偶然目にして気に入った雑誌名だったそうです。任天堂は出版社に連絡して、名前を使用するかわりに出版社へ全面広告を出したとのこと。

また、同じく開発一部にいた出石武宏氏によると、社長に出す候補のなかには、最初から外されたネーミングというものがありました。それは名前に「ファミコン」とつくもの。たとえば「ポケットファミコン」「ハンディファミコン」といったネーミングは、候補の段階でリストから外していたそうです。

当時はファミコンが大人気だったため、当然そういうネーミングも考えられたのですが、「基本的にファミコンとは違うコンセプトでゲームボーイは作られた商品ですから」「ファミコンの亜流として見られるのがイヤだったんです」という理由から除外されました。

ちなみに、ゲームボーイという名前はコピーライターの糸井重里氏がつけたという噂がありましたが、「ほぼ日刊イトイ新聞」のコラムで「ゲームボーイとバーチャルボーイの名前はぼくじゃありません」と本人より否定されました。


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