エックス
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３Ｄ空間をカクカクとかけめぐるシューティングゲーム。 宇宙世紀××××年、人口の過剰増加により人類は新しい移住先を探していた。その末に発見した未来のエネルギー資源「パワークリスタル」が存在する「テタムスⅡ」にて、エネルギー供給施設である「ニュークリアサイロ」を建設。そんな時、基地から緊急事態発生のしらせが……。エイリアンと人類の死闘が始まる。 ワイヤーフレームで構成された立体世界のなか、自機VIXIVを操ってミッションクリアを目指します。パワークリスタルの回収、輸送トラックの護衛、時限爆弾の破壊など、ミッション内容は多岐にわたり、プレイヤーを飽きさせません。アドバイスをくれる司令官の存在も、独特の雰囲気があってよい感じ。 本作はゲームを進めていくために把握しなければならない情報がとても多いです。シールドメーター・高度計・燃料・所持ミサイル数・レーダースクリーン・残り時間など、コクピット内だけでもメーターや計器がずらり。初心者がいきなり実戦にはいるのは難しいので、初めてプレイするときはＥＡＲＴＨ（トレーニング）を選んでチュートリアルを受けるのがオススメです。 VIXIVはあまりスムーズに動いてくれないので爽快感からは程遠いのですが、一旦のめりこんでくると、その臨場感と緊張感は半端ないものがあります。限られた時間のなか、敵を警戒しながら任務を遂行するのがとにかくスリリング。フィールドもずいぶん広くて、そこに点在する地形や建物、空にぽつんと浮かぶ月など、孤独で静謐な雰囲気がたまりません。故郷の星を遠く離れて自らの使命を果たす、気分はすっかり地球防衛軍。 ゲームボーイで３Ｄ世界を再現しているだけでも驚きですが、ゲームとしてもちゃんと作りこまれている作品。迫るタイムリミットやクセのある操作感で難易度は高めですが、それらを踏まえても触れてみる価値あり。ゲームボーイソフト史を語るうえでも欠かせない一本でしょう。 コンティニューのときはミッションクリアでもらえる☆（勲章）を使うなど、チュートリアルからエンディングまで、プレイヤー＝戦士という雰囲気を徹底しているのも最高ですね。 |
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| むずかしさ：★★★★☆ なかなか難しい、素早い状況把握が肝心 | |||
| セーブ機能：★★★☆☆ オートセーブ＆制限つきでコンティニュー可 |