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天神怪戦


ジャンル: シューティング
メーカー: メルダック
発売日 : 90.04.27



江戸時代を舞台とした、一風変わった横スクロールシューティング。

天保14年、天下は度重なる飢饉に見舞われ、多くの人々が飢えや疫病に苦しみ、この世はほとんど地獄と化していた。ある夜、時の将軍・徳川家康は神のお告げにより世の混乱は凶陰界を支配するチミモウリョウ達の仕業だと知り、神の言葉に従って天下を救う天神五人衆を召集した。ただちに世の救済を命じられた5人はチミモウリョウ達を倒すべく死闘の旅へと出発した・・・。

ゲームが始まると足軽・侍・忍者・巫女・法師の中から持ち金の範囲内でメンバーを雇い、チーム編成をすることになります。キャラクターはそれぞれ雇用金や攻撃能力・体力が異なっていて、誰を雇うかも何人雇うかも自由。最大で4人までパーティを組めますが、あまり人数が多いと敵の攻撃がかわしにくくなるというデメリットもあります。

ステージではリーダーを決め、フォーメーションを組みながら進んでいきます。風の陣、林の陣、火の陣、山の陣と戦闘隊形を変えていくことができますが、これを使いこなすのが案外難しい。地形が狭い場所が多いので、下手なフォーメーションで進んでいると障害物にひっかかったり敵の攻撃をモロに喰らったりしてしまう。慣れないうちは少ない人数で進むほうが楽だったりします。

また、シューティングながら本作で重要となる要素が”お金”。敵がわらわらと登場するので難易度は割と高いのですが、所々にある茶屋では回復アイテムを買うことができます。もちろん買うにはお金が必要で、お金はステージで敵を倒すと出現します。ステージをすすむと、また新たにキャラを雇えるのですが、この時もやはりお金が必要。ステージ中にできるだけお金を集めておくことが、攻略を楽にするカギとなります。ちなみに茶屋の他に、神社や寺、大仏などの(ちょっと胡散臭い)イベントも用意されています。

シューティングの新しい形に挑戦したゲーム。優れたゲームとはイマイチ言いがたいのですが、なかなか面白くて、小粋な作品です。


むずかしさ:★★★★☆ 雇うキャラに左右されます、コンティニュー不可
セーブ機能:★☆☆☆☆ セーブもパスワードもなし

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