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パワプロクンポケット2


ジャンル: スポーツ
メーカー: コナミ
発売日 : 00.03.30



パワプロクンポケット第2弾。

モグラーズというチームにドラフト6位で指名された主人公。しかしモグラーズは万年最下位の弱小チームで、経営不振のため解散の噂まで囁かれている。主人公は持ち前のポジティブ精神で、モグラーズ日本優勝を目指すが…。

社会人編ということもあってか、前作以上にダークなシナリオ。主人公の周りでは陰謀やら策略やらが常に渦巻いています。1、2年の目標がリストラを逃れることというのも生々しい。しかし主人公はやたら前向きなので、そんな環境をあまり気にせずに野球や恋愛に精をだします。前作もそうですが、はじめから「逆境○」がついていても良いくらいのポジティブさ。ちなみに顔は同じでも1と2の主人公は別人です。

基本システムは前作と同じですが、新しく登場したのが「神様ポイント」。これはイベントで善行を積むなどすると上がるパラメーターで、ポイントに応じて神様からの恩恵を得ることができます。もうひとつの新しいシステムが「転生」で、通信により作ったキャラのステータスをいくらか引き継いでサクセスを始められます。このシステムのおかげでスーパー選手を作ることも夢じゃありません。そのかわり1回のサクセスではさほど強い選手が作れないようになっています。

もうひとつのメインとなるのが、裏サクセスの「戦争編」です。”目覚めると何故か戦場にいた主人公は、果たしてこの戦争で生き残ることができるのか!?”という特殊なサクセス。司令部を中心として各地域に赴き、「安全」「普通」「危険」の任務を選択していきます。体力とツキというパラメーターがあって、これがなくなるとゲームオーバー。その時点でキャラデータが抹消されます。戦場では何が起こるか分からないので、死亡率はかなり高いです。リセットも不可能。

戦争編の目標は200週生き残ることなのですが、50週過ぎると任意でやめてキャラデータを残せるようになります。戦争編は死にやすい反面、特殊能力を得やすいという利点もある。ここで「転生」のシステムが活きてくるわけで、ここで止めて転生用キャラとして残すか、それとももう少しねばるか、という引き際の判断がプレイヤーに委ねられます。伸るか反るか。「戦争編」は、とにかくギャンブル性が高いサクセスとなっています。

本編とはっきり区別がつけられた作品で、メインであるサクセスが前作以上に強化されています。やや大人向けなので好みが分かれるかもしれませんが、2つあるシナリオはどちらも面白く、ミニゲームもおまけで遊べるようになった内容充実の一本。前作同様、作った選手は64で活躍させることもできます。

それにしても、これ以降のパワポケシリーズの暴走っぷりはスゴイ。


むずかしさ:★★★☆☆ 時間はかかるものの、前作以上のスーパーキャラも作成可能
セーブ機能:★★★★★ 社会人編と戦争編で3つずつセーブ可

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