メガリット
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積まれた石のブロックを全て床に降ろしていく、サイドビューの思考型パズルゲーム。 魔王に石にされてしまった勇者が魔王の呪いを解くためにメガリット(巨石)の謎を解いていきます。ストーリーはおまけのようなもので、ステージのはじめにキャラが一言話すくらいの内容。面をクリアーするごとに妖精や姫がダミ声(サンプリングボイス)でお礼を言ってくれます。イージーモード・クエストモードで、それぞれ30面用意されています。 ゲームの目的は、積まれた石のブロック群を、割らずに全て床に降ろすこと。ブロックは1マスぶんの落下にしか耐えられず、2マス以上の高さから落ちると割れてミスになってしまいます。高いところの石を降ろすためには、別の石を利用して1マスぶんずつ落としていかなければなりません。ブロックはすべて2~4マスの棒状のものとなっています。 石にされてしまった無力な勇者ができることは、ブロックを押すか引くかだけ。小さい身体のおかげで1マスぶんの隙間にも入りこめますが、上からブロックが落ちてくると支えきれずに自分自身が割れてしまいます。脆すぎる。しかし勇者の意地で、4マスぶんジャンプをすることもできます。 このゲームで攻略のポイントとなるのが“半マスずらし”。ブロックを動かせる単位は1マスではなく、その半分なのですが、これがやたら重要な意味を持ちます。たった半マスぶんでも、そこにブロックが引っかかれば落下することはありませんし、そこを主人公の足場にすることもできます。半マスずつブロックの移動を繰り返すことなど基本。半マスなしのクリアーなどありえない。このあたり、いかにもレトロゲーム的な仕様となっています。 かなり地味ですが、思考性が高く歯ごたえのあるパズルゲーム。石を動かす順番、押すべきか引くべきか、しっかり考えないとエンディングまで辿りつけません。クエストモードではコンティニューと残り時間も制限されるのでさらに難易度アップ。“半マスずらし”を利用するレトロ感あふれた作品ですが、どう動かすべきかの懊悩・解けたときの爽快感には新古なく、純粋なパズルゲームとしてオススメしたい作品。 イラストとゲーム内容のギャップが激しいのも、レトロゲームにはありがちな点でしょうか。 |
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むずかしさ:★★★☆☆ なかなか手応えがあります | |||
セーブ機能:★★☆☆☆ パスワードあり、面ごと |