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ダンジョンセイバー


ジャンル: RPG
メーカー: イマジニア
発売日 : 00.08.04



豊富なキャラが登場する、対戦型ダンジョンRPG。

まず自分のユニット部隊とダンジョンを持つことからゲームが始まります。ユニットを侵攻用・守備用に2組以上編成して、それからダンジョンを作成。階段やトラップ、ユニットなどを自由に配置して、奥にはガーディアンを待機させます。ガーディアンというのはダンジョンのボス的存在で、このキャラが簡単に倒されないように、自分のダンジョンにトラップやユニットを配置しなければなりません。準備ができたら、対戦相手と同時にダンジョンに攻め込みます。自分のガーディアンが倒される前に、相手のガーディアンを倒せば勝利です。

要は、ユニット=兵士、ダンジョン=城、ガーディアン=王ということで、両者ともに城を攻めて先に王を討ち取れば勝ちとなります。ダンジョン内部のトラップや階段などの位置は基本的に触れなければ分からず、敵との戦闘も避けては通れない。このあたりの設計はやはりRPG。相手のダンジョンを攻略している間、相手もリアルタイムで自分のダンジョン侵略しているので、けっこう緊迫感があります。侵略の様子は実況中継されるので、対戦ゲームとしてもなかなか熱いです。

登場するユニットキャラクターの豊富さも魅力のひとつで、主人公格であるガーディアンが12人、総キャラ数は228人にのぼります。もともと少年雑誌でキャラクターを募集する企画が行われており、その採用キャラが総数の3分の1以上を占めています(色違い含む)。当時その雑誌で連載していた漫画家もキャラデザインに参加していて、その多様さはかなりのもの。各キャラごとに決めゼリフも違うので、色々なキャラで部隊を組みたくなります。ユニットは編成画面で雇えるほか、ランダムで登場する酒場にてスカウトできます。

RPGの対戦として独創的なアイディアを含んだ意欲作。しかし、序盤はどうにもとっつきが悪いです。部隊編成などでゲームをすぐに始められないことと、インターフェースがあまり良くないことが原因でしょうか。チュートリアルもけっこうお粗末です。キャラごとにストーリーが異なり、アイテムも多く、やりこみ要素も十分ですが、粗削りなところも大きい作品です。

アイテムドロップ率がかなり低くて、コレクター泣かせなゲームでもあります。


むずかしさ:★★★☆☆ レベル上げは必須、退却を利用しましょう
セーブ機能:★★★☆☆ 1つセーブ可能

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